
年に一度の限定酒
春鹿の看板商品『純米超辛口』の特別限定酒。
超辛口の日本酒を造るためには、酵母に極限まで糖分を食べさせる必要があります。それには、酒母の工程で頑強な酵母を育てることが必要です。弱い酵母では、発酵途中で酵母が死滅し、雑味が出てしまうからです。また、日本酒は辛口になるほど、旨味が乏しくなり“うすっ辛い”味になりがちです。従って、どんな麹を造るかも大切な要素になります。そのうえで微妙な醪の管理が不可欠となります。つまり、超辛口造りには、日本酒造りの極意ともいうべき、「麹」「酒母」「造り」の3つが揃っていなければならないのです。
数ある超辛口のなかで、燦然と輝く商品のひとつが、『春鹿 純米 超辛口』です。
発売から28年、現在でも年間900石もの出荷量に達するこの商品の醪のなかから、1本だけを選び、それを連続上槽機で搾る際、最初に出てくる味の荒い部分と、コンプレッサーを掛けて出てくる最後の雑味の多い部分を取り除いた、いわゆる“中取り”です。
商品名 | 春鹿 超辛口 純米酒 中取り |
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容量 | 1,800ml |
酒質 | 純米中取り |
産地 | 奈良県 |
蔵元名 | 今西清兵衛商店 |
原料米 | 五百万石 |
精米歩合(%) | 60% |
日本酒度 | +12 |
酸度 | 1.7 |
アミノ酸度 | 1.2 |
酵母 | 協会901 |
アルコール度数(%) | 16 |
味 | 端麗 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 濃厚 |
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味 | 甘口 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 辛口 |
香り | 低い | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 高い |
創業/明治17年(1884年)
杜氏/吉川武志(南部杜氏)
西暦710年、日本で最初の国際首都奈良は日本酒発祥の地とも云われている。家康に『奈良酒をもって最上となす』といわしめた南部諸白を今に伝える名醸蔵は、欧米でも人気を博す。