石鎚

岡山から特急しおかぜに乗り、瀬戸大橋を渡り京都から約2時間。
愛媛県西条市伊予西条駅から車で約15分。
四国で一番高い山石鎚山の伏流水の湧き出る麓に石鎚酒造はあります。
代表の越智浩氏。弟で製造部長の稔氏(杜氏)と家族と数名の社員で酒造りを行っています。
『石鎚を愛するお客様の為に酒を造る』『三杯目からうまくなる酒』を目指しています。生酒は出しません。全ての酒は一回火入れ。
タンクでの貯蔵は行わず、瓶詰め後それぞれの酒に合わせた温度帯の冷蔵庫にて出荷を待ちます。
冷蔵庫は大小合わせて13台有ります。酒の味を決める仕込水は、石鎚山の伏流水超軟水。蔵には井戸が7つ有り、その年の水質検査で一番優秀な水を使用しています。
酒造りは1麹・2もと・3造りと言われますが石鎚酒造は1蒸し・2蒸し・3に蒸し!最初の蒸米が良くないのにその後の酒が良くなるわけがない。         

2023年は甑を2,000万円かけて新しくしました。
前までも良かったのですが、新しい甑でより理想の蒸米に出来たそうです。
造りは、秋、冬、春 3期に渡り酒を造ります。
秋と春は気温が高いので全て温度管理が出来るサーマルタンク、部屋全体は空調設備を整え、新しく薮田式の機械も部屋全体を空調する事で酒が良くなりました。
酒造りは杜氏の経験とカンが頼りでしたが、全て数字で管理し再現性を高める造りを行っています。
全ては石鎚を愛してくださるお客様の為です。素晴らしい蔵です。